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季節の変わり目には・・(親知らず(親不知))

京都市の皆さま、こんにちは!あきデンタルクリニックです。 本日は「親知らず(親不知)」に関する歯科情報をご案内いたします。

10月に入り、めっきり秋の気配が感じられるようになりましたが、この季節の変わり目は寒暖の差が激しく、体調を崩しやすい時期でもあります。実はこの体調を崩しやすい時期は親知らずの痛みを訴える方が増えてきます。
一般的に、体調が悪い時や、季節の変わり目、ストレスがある時は、免疫力が低下するので、菌を押さえきれなくなって炎症が起こり、痛みが出るのです。

なぜ親知らず(親不知)?
「親知らず(親不知)」とは、10代後半から20代前半に、一番奥に生えてくる歯です。
また全ての人が4本生えてくるわけではなく、上下左右の4本が揃わない場合もあるほか、おおむね4人に1人の割合で全く生えてこない人もいます。
正式名称は第三大臼歯(智歯)とよばれます。親の知らない間に生えてくる歯、という意味で「親知らず」とよばれるようになったようです。

なぜ親知らず(親不知)は痛い?
親知らずが痛むパターンはさまざまですが、特に多いのが親知らずが歯肉を押し分けて出てくる時に歯の上にある歯肉が、上の顎の歯に噛まれて傷ついてしまうことがあります。そして歯の周りに汚れがたまっていたりすると、細菌感染により炎症を起こし「智歯周囲炎」になってしまうのです。
口が開きづらくなったり、熱が出たりして痛むようになります。

親知らずは抜く?抜かない?
昔の人に比べ、現代人の顎の骨はどんどん小さくなっています。しかし歯の大きさはあまり変わっていません。そのため一番最後に出てくる親知らずは、生えてくるスペースが狭く、正常には出てこれない場合が多いのです。
親知らずの状態一部分だけ頭を出しているだけであったり、斜めに傾いて出たり、顎の中で横向き(水平)になったままのこともあります。このような状態はむし歯・智歯周囲炎・歯並び悪化・顎関節症などの多くの口腔内の疾患の要因になり得ます。
顎の大きさが十分にあり歯列にそってきれいに生え、上下のかみ合わせもうまくいくようなら、そのまま残しても問題はありません。しかし日常生活に支障をきたす痛みや腫れがあるときなど異常を感じたら早めに受診してください。

本来、歯はなるべく抜かずに残したいのですが、口腔内の状況を見た場合、抜歯処置をしたほうが良い場合もあります。

 

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