京都市中京区の歯科・歯医者、あきデンタルクリニック|むし歯治療

京都市中京区の歯科、あきデンタルクリニック

むし歯について

むし歯の治療法は進行度によって変わります。しかし、むし歯部分の大きさや状態、患者様の年齢や生活環境、希望などは一人ひとり異なっている上、治療に対するドクターの考え方も反映されるので、同じ進行度でも同じ歯科治療が行われるとは限りません。

例えば、分類上は同じC2でも、Clに近いC2と、C3に近いC2では、むし歯の状態がかなり違います。この場合、前者はClの治療、後者はC3の治療に準じた内容になる事もあります。

むし歯の進行度について

初期むし歯(C0)

虫歯になりかけの歯

むし歯になりかけている段階なので、削らないで回復を待つのが原則です。
先ず、歯についた歯垢(プラーク)を除去し、正しい歯磨き法や生活習慣改善の指導を受けて、定期的な歯科検診で様子を見ます。

進行したむし歯(主にC1)

初期の虫歯

エナメル質がむし歯になっているので、う蝕部分を削り、その後、修復材料で埋めます。もっとも広く使われている修復材料が、プラスチック樹脂のコンポジットレジンです。これを使った修復をコンポジットレジン修復といいます。

より進行したむし歯(主にC2)

虫歯

むし歯が象牙質まで進んでいる。う蝕部分をClより大きく削って形を整え、そこに金属、あるいはコンポジットレジンで出来たインレーという詰め物をはめ込むインレー修復を行います。

さらに進行したむし歯(主にC3)

進行した虫歯

むし歯が歯髄(しずい:神経)に達し感染が及んでいる。
う蝕部分を削った後、状況に応じて歯髄を取り除いて根の中を綺麗にする根管治療が行われます。削る部分が大きいので、修復にはコアを作ってクラウンを被せる歯科治療が取られます。

非常に進行したむし歯(主にC4)

虫歯の最終段階

歯冠部が崩壊して、歯の見える部分が殆ど残っていない。
出来るだけC3と同様に根管治療を行いクラウンを被せますが、状況によりブリッジ、入れ歯、またはインプラントを入れなければならない事も多々あります。 この様にむし歯は進行すればする程、大きく削る必要があります。そうなると、通院回数が増え治療期間も長くなります。修復材料も高価になります。 早くむし歯を発見し、早期に歯科医院で治療を始める事が歯の健康を維持するためには大切です。

むし歯の進行度による治療方法

コンポジットレジン修復

Cl~C2のむし歯では、エナメル質に穴が開いたり、むし歯が象牙質の表層部に及んでいたりするので、 酸で侵された部分を削って修復材を詰めます。当院では、エアタービン(歯を削る機械)でガリガリ削るのではなく、細かい金属の粉を吹き付けて削ったり、 薬でむし歯を軟らかくしてから、小さな器具で少しずつ掻き出すなど、削り過ぎない為の工夫を施した歯科治療を行っています。

詰め物として広く使われているのは、プラスチック樹脂のコンポジットレジンというもので、パテのように軟らかい物ですが、特殊な光を当てるとすぐ固まります。色は数種類ありますので、自分の歯に近い色を選ぶ事が出来、審美性(しんびせい)にも優れています。このコンポジットレジンを、削った部分に直接詰めるのがレジン修復で、人目につく前歯や、奥歯でも、噛み合わせ部分だけ浅く削った場合などに行います。麻酔は不要な事が多く型を取る必要がないので、通常1回の治療で終了します。

インレー修復

歯科で用いるインレーの写真

むし歯が象牙質の中まで進んでいると削る部分が大きく深くなるので、レジン修復では対応できない事が多くなり、インレーという部分的な詰め物を使うインレー修復を行います。
インレーは前歯にも奥歯にも装着出来ますが、保険診療で出来る主なものは、銀色をした金銀パラジウム合金製です。患部が前歯で色が気になる場合は、セラミックを用いたインレーを入れる事も出来ますが自費診療になります。

インレーを作るには、先ず歯の型を取り、その型に石膏を流しこんで模型を作製し、この模型を使って、歯の形に合うインレーを完成させます。歯科技工士に製作を依頼するので、治療は最低2回の通院が必要です。

治療の初日は、局所麻酔をしてむし歯を削り、インレーを入れる為に穴の形を整え、歯の型を取ります。その日の内にインレーを入れる事は出来ませんので、仮の蓋をして帰宅して頂きます。数日後、インレーを装着し、歯にぴったり合う様に調整します。噛み合わせを確認し、問題がなければ歯科用セメントで固定し治療が終了します。

歯髄温存療法

歯の構造図

進行度がC2でもC3に近い段階まで進んでいる場合、歯髄(しずい:神経)が炎症を起こしていることがあり、歯髄を除去する抜髄(ばつずい)を行います。

しかし、象牙質が薄く残っているなら、歯髄温存療法により、歯髄を残せる可能性があります。これは、むし歯を全部削ってしまうと、歯髄が露出してしまいそうな時にとる方法です。歯髄が露出すると感染し易くなるので、あっという間にC3に進む可能性があるからです。

それを避けるために、あえてむし歯を少し残し、象牙質の増殖を促す水酸化カルシウムなどの薬を塗布して、セメント剤などで蓋をします。後日、蓋を取り、象牙質が十分に増殖していたらレジン修復を行います。象牙質の増殖が不十分な時は、もう一度薬を塗布して蓋をします。治療期間は長くなりますが、うまく行けば進行したC2のむし歯がレジン修復で治りますからメリットは大きいです。

MI治療

ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)』の略で、歯科治療において生体の持つ自然治癒力を期待する治療で、歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、悪くなった処だけを削除して修復する治療法です。

従来の基本的な治療法は、むし歯そのものや、むし歯の周辺の歯質を取り除く事を基本とする治療法で、細菌汚染されているエナメル質や象牙質を大きく削り、むし歯が深い場合は抜髄(神経を抜く事)を行うもので、自分の歯を大きく失ってしまう事が一般的でした。さらに、むし歯を治療する際の詰め物にコンポジットレジン(小さいむし歯治療などに使われる白い詰め物)を使用すると、接着力や強度に問題があり、すぐ外れてしまったり、壊れたりするため、大きく歯を削り金属を使ったインレー修復が一般的に行われていました。

しかし、最近のむし歯治療では“歯を出来るだけ残す”をコンセプトとしています。コンポジットレジンの接着性が進歩し、金属の詰め物とは違い、むし歯周辺の健康な歯を削らずに行う低侵襲なMI治療を行う歯科医院が増えて来ています。

当院では、低侵襲な治療を行う事を治療方針としております。右の写真では、従来では抜髄を行い、金属をはめ込むインレー修復が一般的なものでしたが、MI治療では、神経を残しコンポジットレジンで修復しています。

ドクターのメッセージ

患者さまが訴える声を大切にしております。
患者様がこの歯だけは抜きたくないと訴えている場合、一般的に、臨床的に抜いた方が良いとされる場合でも、医者による一方的な治療は行わず可能な限り患者様の声を尊重し、患者様の思いに沿った歯科治療を行うように努めます。 ただし、それが他の歯に悪影響を及ぼすリスクが高い場合は、患者様にその事を十分にご案内して、理解を得てから適切な歯科治療を行います。

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