京都市のみなさま、こんにちは！
以前の記事で「歯周病と全身疾患の関係」をご案内しました。
本日はその続きと、各疾患との関わりをこれから数回にわたってご案内いたします。
歯周病は口腔内、歯や歯茎、歯槽骨(歯を支えている顎骨)への悪影響だけではなく、様々な全身疾患との関わりが明らかになっており関連性が報告されている症状について、次のものがあります。
●心臓病
●糖尿病
●早産
●高血圧
●食道癌
●インフルエンザ
歯周病による歯茎の腫れ・出血によって菌が血液に混入し血管を巡って、心臓病になるといわれています。
歯周病患者の人は、通常の方の2～3倍心臓病になりやすいとも言われています。
その他の症状についても大きく関与していると言われています。
「風邪は万病のもと」と昔から言い伝えがありますが、歯周病も多くの疾患と関係があることがわかっています。歯周病を「口の中の病気」とだけの軽い認識だけでなく、「思わぬ重大な疾患を引き起こす可能性もある」という認識をお持ちください。
以上のことからも、歯周ポケットのケアや歯石除去（歯石取り）をはじめとした「予防歯科の重要性」をご理解いただき、歯周病という病気のこと・常日頃からのご自身でのケア・定期的な歯科検診を心がけていただければと思います。
次回も歯周病と各疾患との関わりについて、詳しくご案内したいと思います。