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子供の歯の生え変わり3(小児歯科情報)

京都市の皆さま、こんにちは!あきデンタルクリニックです。
前回は永久歯が内側に生えてきてしまった時の話をしました。
内側に生えてきてしまっても乳歯が抜けると自然と正常な位置にもどることが多いのですが、それは上の前歯の歯並びでも同じことがいえます。

みにくいアヒルの子時代京都市中京区の歯科歯医者あきデンタルクリニックのブログ記事イラスト
お子様の下の前歯の生え変わりが終わり、ほっと一安心したのもつかの間、上の前歯の隙間が大きく空いていると心配になり、相談にくる親御様が多くいらっしゃいます。しかし、上の前歯に隙間があるのは、生え変わり時期のお子様では普通のことなのです。これを、「みにくいアヒルの子時代」といいます。
みにくいアヒルの子時代は、前歯が永久歯に生え変わる時期のことを指し、生え変わった直後は前歯の隙間が大きく空いていますが、永久歯が生え揃っていくと自然と隙間は無くなっていきます。これはだいたいの永久歯が生えそろう12歳頃が目安です。隙間が目立っていても周りの永久歯が生えてくるにつれて、少しずつ左右から押されていき、隙間は無くなっていきます。多くの場合、経過観察で解決するのですが、気を付けなければいけない場合もあります。

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不自然な大きな隙間には注意を
前歯の生え変わりが終わり、不自然な大きな隙間がある場合は注意したほうがよいかもしれません。上の前歯では上唇小帯というひだが、歯の間に入ってしまっていて隙間が埋まらないケースや、過剰歯が埋まっていて邪魔をしていることもあるからです。これらの場合、適切な処置を行うことで正しい歯並びに戻すことが可能です。不自然な大きな隙間や、気になることがあれば相談してください。

永久歯が生えそろっても隙間がある場合は受診を
12歳臼歯と呼ばれる奥歯が生えてきても、前歯に隙間がある場合は、何か別の原因がある可能性があるので、一度受診をお勧めします。歯列矯正を行って歯並びを整える必要がある場合もあります。

三回に渡り、子供の歯の生え変わりについてお伝えしました。
多くのケースでは、経過観察をしているうちに解消していきますが、場合によっては処置を行わなければいけないこともあります。もしも、不安な点や、心配なことがありましたら相談しにお越しください。

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