京都市の皆さま、こんにちは!あきデンタルクリニックです。
前回は子供の歯磨きの重要性と仕上げ磨きについてお伝えしました。今回は乳幼児期の歯磨きについてお伝えします。
乳幼児期は歯磨きの練習期間
赤ちゃんは生まれてから4か月~8か月位で最初の歯が顔を出してきます。そして3歳前後で歯が生えそろって食べるものが増えてきてから、急に歯磨きを念入りにしようと始めても、うまくいかないことが多いです。口の中に何かを入れられたり、体を触られたりするのが苦手なお子さんや、敏感なお子さんに急に大人が歯磨きをしようとすると、暴れられたり大泣きされたりすることもあります。そのため乳幼児期はお子さんが歯磨きを苦手にならないように、ご両親とお子さんのどちらもが歯磨きに慣れていくために必要な練習期間ということです。
子供に不安を与えてはいけない
お子さんの生えたばかりの歯は小さくとてもデリケートで、強い力で磨いたり、無理に磨いたりとすると、「痛がったり」、「怖い思い」をさせてしまいます。お子さんへ仕上げ磨きをスムーズに行う為には、歯磨きとの出会いが「痛くない」、「不快ではない」ことが大事です。乳幼児期には赤ちゃん専用の歯ブラシを使い、マッサージをするようなイメージで毛先をあまり動かさないようにして、くすぐるような感覚でくるくると円をえがくように磨いてあげるとよいでしょう。
ご両親の仕上げ磨きは、お子さんとの大事なスキンシップの場です。歯磨きが嫌いな子は、お風呂や耳掃除等の体を洗うという行為も苦手な子が多く、スキンシップが不足していることが多いようです。こうしたお子さんへは歯磨きを無理にせずに、日ごろから抱っこしたり、くすぐりっこ、マッサージなどで、スキンシップを多くとり、触られることに慣れるようにしましょう。また、仕上げ磨きの際にあお向けの姿勢になるのが苦手で、それが原因で歯磨きが嫌いなお子さんも少なくありません。こうしたお子さんには歯磨き以外の場で、遊びの延長などから自然にあお向けの姿勢になるような、姿勢の変化になじむ遊びを取り入れるようにしてみましょう。