京都市中京区の歯科・歯医者|あきデンタルクリニック|「女性」と「歯」の関連について①

「女性」と「歯」の関連について①

京都市の皆さま、こんにちは!あきデンタルクリニックです。

昔からよく「女性は出産のたびに、歯が抜ける」などといったような、歯に関連する俗説を耳にしませんか?
理由は「お腹の胎児にカルシウムがとられるから」といった意味で語られています。実際のところ母体から胎児へのカルシウムの供給は、母体から取られているのではなく、母体が食物から摂取したカルシウムが供給されています。

実際のところ、カルシウムには関係なく、女性には男性と比較しても歯周病になりやすい時期が存在します。
しかもその時期に「妊娠・出産時期」があてはまり、医学的に解明していない昔に上記のような俗説が生まれてしまったのです。

歯周病を起こしやすい時期と原因

歯を失う原因の一つとして広く知られる「歯周病」ですが、歯周病発生のもととなる歯周病菌は一つではありません。様々な歯周病菌の中には女性ホルモンを栄養源として繁殖する細菌が存在します。この女性ホルモンとよばれる物質は血液中のみならず、歯と歯ぐきの間からも少しずつしみ出ているのです。女性ホルモンの分泌が多い時期は、結果として細菌の繁殖を促してしまい、歯周病が悪化するリスクが高まります。

女性ホルモンの分泌が多い時期とは
・思春期
・妊娠期
があげられます。また増えるだけでなく変動が激しい時期も免疫力低下により、歯周病菌の感染しやすい時期といえるでしょう。生理前などの女性ホルモンの変動が激しい時期に歯茎が腫れたり、違和感を感じる方がいるのもそのためです。

次回はこの女性ホルモンの何が影響しているかご案内いたします。

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